如月竜也の戯言

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日本車の頂点 トヨタ クラウンハイブリッドを買ってみた [210系 ハイブリッドアスリート インプレ]

こんにちは如月です。

 

前回は悲しいお知らせで2021年後半(という名の初記事)が始まりましたが、気を落とさずに強く生きたいと思います。

 

さて、今回はその悲しいとは逆を行く(はずの)記事となります。

 

 

 

 

 

クラウンについて

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トヨタ、クラウン・・・。

泣く子も黙る高級車です。

かつての日本車の頂点にして「いつかはクラウン」と言われた日本国民憧れの車。

 

情勢が変わってセダン下火なこの頃ですが、その威風堂々たる存在は健在。

 

特に2世代前の180系クラウン、通称ゼロクラウンからクラウンのスタイルは若返りを見せました。良くも悪くも保守的なイメージから脱却を図ったわけですね。

200系、210系はこのゼロクラウンの系譜を汲む新世代のクラウンです。

 

 

180系クラウン

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180系 通称:ゼロクラウン (アスリート)

「ゼロクラウン」という愛称には発売当初の、

“ZERO CROWN” かつて、このクルマはゴールだった。今、このクルマはスタートになる】

というキャッチコピーが由来になっています。

まさしく心機一転、ゼロからのスタートを切ったわけです。

 

 

 

200系クラウン

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200系クラウン アスリート(左)、ロイヤル(右)

一世代後継の200系もゼロクラをキープコンセプトで継承。

しかしながら中身は着実な進化を遂げました。

如月が本来欲しかったクラウンはこの200系のアスリートでした。

 

余談ですが、190系じゃないのはなぜ?というと、190系という型式は上級ブランドのレクサスで使われているためです。

 

 

 

210系クラウン

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そしてこちらがRX-7に代わる現在の如月の愛車、210系クラウン「ハイブリッドアスリートS」です。

グレードとしてはアスリートの中で真ん中。

 

基本的には

・アスリート

・アスリートS

・アスリートG

の3本構成です。

4WDモデルもありますがここでは割愛します。

 

 

昔っからクラウン乗ってる方はわかりませんが、私のようなニワカ勢(!?)にはこのスタイルは流麗ですばらしいものだと感じます。

元々流麗デザインが好きなんでしょうね。FDも流麗の塊のような車でしたし。

 

こうして若い?ユーザーを取り込めているので若返りは成功ではないでしょうか。

販売当初こそ、アスリートの稲妻グリルは物議を醸しだしたらしいですが、個人的にはなんとも思っていません。

個性が出てて良いですねくらい。

 

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ちなみに210系ロイヤルはこんな感じ。

威厳と貫禄、高級感を求めるのであればこちらですね。

全高にも僅かながら差がある他、見ての通りホイールが異なるのと、足回りの味付けも違います。

一口にクラウンと言っても、ロイヤルとアスリートでは結構違うので面白いですよ。

 

 

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180系ロイヤルサルーンと210系アスリート

2世代違い、ロイヤルとアスリートではありますが、基本的に流麗デザインなキープコンセプトなのが分かります。

 

 

 

220系クラウン

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最後に現行型のクラウンです。

余談ですので参考までに。。。

 

ジェスタ、ロイヤル、アスリートを廃止してクラウンという名前一本に統一され、グレード内にそれぞれに該当するグレードがある、という形になりました。

RS:アスリート

S,G:ロイヤル

G-Executive:マジェスタ

欧州車を意識した走りとスタイルで更なる攻めの姿勢をとり、モデルチェンジ直後は順調に売れていました。

 

が、その後は昨今のセダン市場の冷え切りと、クラウンのメインユーザー離れが原因でかなり存続が危うくなっています。

 

現状では次期型がSUV化するとか、FF化するとか言われていますね・・・。

クラウンが低迷した理由の一つには、クラウンのメインユーザーの年齢層が60歳以上であることが特に大きいとされています。

 

若返りを図りすぎた上、ロイヤル、マジェスタに該当するモデルも基本的にこの顔なので、アスリートチックな現行型に馴染めないとして欧州車、あるいはレクサスに流れてしまった形ですね。

 

他、見ると分かりますがCピラーに窓があり、4ドアクーペのようなスタイリングとなった点も賛否両論で、これもユーザー離れの一因といわれています。

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欧州車にはよくあるスタイルですが、これがクラウンかといわれると微妙なところがあるのでしょう。

 

直接的な原因は分かりませんが、結果として同社のアルファード(高級ミニバン)は飛ぶように売れているのに対し、クラウンの販売台数は下火になっています。

セダンそのものが下火なので、クラウンだけではありませんけどね。酷い世の中です。

 

余談終わり。

 

 

 

では、私のような庶民が高級車に乗るとどうなるのか。

小並感な台詞がバシバシ出てくると思いますがご了承下さい。

 

 

クラウンアスリート 感想

1.音が静か

まずありえないレベルで雑音がしません。

エンジン音、走行音、ロードノイズ等、

今までうるさい車に乗っていたのでギャップが凄まじすぎます。

トヨタのストロングハイブリッドなので余計に音がしません。

EVモードで車両接近音を解除したら無音に近い状態で走行が可能となります。

 

この車に乗った後に別の車に乗ると、いかにクラウンが静かなのかがわかります。

先日新潟で親のステップワゴン(RK7)で高速に乗りましたが、あまりのロードノイズの酷さに会話だけで叫ぶくらいの声量が必要となりました。

 

元々リアサスのアッパーが車内にあるミニバンはロードノイズを拾いやすいのですが、にしてもあそこまでか!?と驚愕しました。

 

長時間ロードノイズのゴーーーーという音や、甲高い風切音を聞いているとくたびれてくるものです。

 

が、これも背の低さとトランク別室というセダンのメリットを最大限に活かしてシャットアウトしているので、まさしくグランドツーリズムに向いている車ということですね。

 

帰りの関越道ではマイブラザーと普通の声量で会話できたので、尚の事静粛性のすばらしさを実感しました。

 

一番走りと若さに重点を置いたアスリートでこのレベルなので、ロイヤルサルーンやその上マジェスタ、そして更なる高級なブランドたるレクサスとかだとどうなってしまうのか、、、。 

 

 

2.抜群に乗り心地が良い

FDのガシャガシャの足も好きですが、残念なことに如月、腰痛持ちなので1時間で腰が痛くなっていました。

 

しかしクラウンは国産最強クラスのセダン。気取らないファブリックシートと、きめ細かいポジション設定が可能なパワーシートで長距離でも全く疲れが来ません。

(革シートだと汗でべとつくんですよね・・・)

ほか、前項の音がしないのも疲れを低減させてる効果があります。

 

段差に乗り上げても「ガツン」と車体が揺れることはまず無く、ほわっ、とした感じで段差を超えていきます。

地面の凸凹も殆ど拾いません。足回りの設計も高級車たるに相応しい贅沢なものなんでしょう・・・。

 

 

3.装備が超豪華

通常の車にも付いていそうなものは当然完備しており、加えて

・電動パワーシート

・電動チルト、テレスコピック調節ステアリング

・大画面液晶ナビ

・デュアルエアコン+エアコンルーバースイング

・リアシートエアコン

・シート、ステアリングヒーター

・レーダークルーズコントロール

・インテリジェントクリアランスソナー

など、2014年当時の最新鋭技術が惜しみなく投入されています。

 

他にも新車であればオプションで色々付けられるみたいですね。

上級グレードの「G」になると、シートメモリー機能やオートハイビーム、オートワイパー、リアシートカーテンエアコン、インテリジェントAFS(カーブ走行中に、斜め進行方向にライトを照射するシステム)、シートベンチレーション、昇降式リアウインドウサンバイザー・・・などが標準装備されるようです。

 

個人的にはシートメモリーが無いのが少々残念でしたが、基本私しか乗らないので問題になっていません笑

 

また、同じ背丈の弟が乗ることもありますが「同じ背丈」なので全く同じポジションで運転できるのがいいところです笑

 

 

レーダークルーズコントロール

これが長距離では有るのと無いのとでは雲泥の差です。

ミリ波レーダーにより前走車との車間を検知し、車間が詰まると減速、開くと加速するシステムです。

 

状況は限定されますがこれにより基本的にアクセル、ブレーキ操作が不要になります。

 

特に仕事帰りでくたびれている時なんかは、高速に乗ってから左車線でこの機能をONに。

 

すると、余程不測の事態が無い限りはノンストップ、ノンストレスで車が勝手に最寄インターチェンジまで進行してくれ、超絶楽ができます。

もう他の車になんか乗れやしない。

 

ただし、当然欠点もあります。

詳しくは後述しますが、指定速度以下になると強制解除されるので料金所に差し掛かるとまずOFFになってしまうのは地味に痛いところです。

 

 

クラウンの良い所補足

煽られない

国産最強クラスの高級セダンですので、余程頭が沸いてるお方でなければこんな車は煽れません。ましてリアはフルスモーク。何が乗っているか分かったもんじゃない。

輩が乗っていても最悪、警察なら尚の事最悪です。

 

私のクラウンは覆面仕様で大人しくしてありますが、これを字光式ナンバーにしてサスダウンし、車外にイルミでもつけてやれば相当ドスが効いてて良いでしょうね。この場合はボディカラーは黒が推奨されます。

 

それでも煽ってくる舐めたやつは、誰に対してもやってるので無視しましょう。そのうち本物の覆面にパクられるだけですから。

(それならまだ金と点だけでいいけど、輩の車煽ったらおしまいDEATH!)

 

 

なんかVIPになった気分になれる

後部席限定ですけどね。

乗り心地が抜群に良いのでなんかえらい人になった気分になれます。運転してる側も決して苦痛ではないので総じてVIP気分を一瞬でも感じられるんではないでしょうか。

 

 

疑似覆面パトカーで速度超過を抑止(?)

先ほどの煽りに関連しますが、「自分のペースで」走れます。

というのも、滅多にない状況ですが片側二車線道路はもちろん、一車線道路でもアウェイだと普段何キロで流れているのか分からないから飛ばせませんよね。

 

普通の車だとこれに合わせるのに結構神経を使います。

タラタラ走っていると「ここは~キロで走るのが常識なんだよ!」と地元ナンバーに怒られてしまいますよね。

 

で、それを嫌って調子こいて高規格道路だからって7~80で走れば本物の警察にパクられてしまいます。

 

ですが、この車なら法定速度ジャストで走っていても邪魔にされることはまずないでしょう。

それどころか見た目が見た目なせいで、みんな追い抜くのを躊躇して後ろに渋滞が発生します。(おい)

 

渋滞はともかく、真面目な話みんな追い抜いていかなくなるんですよ。

後ろにベタ付けなんてまず無いですし、追い越すときもすんごいジワジワ抜かします。

中にはわざわざご丁寧に真横につけて、中を確認してから「偽者め!」みたいな感じで一気に加速していく人もいましたね。その先で本物が居たら最高の展開でしたが。

 

とまあこんな感じなので、知らない道でも踏ん反りかえって法定速度で走ってやればいいのです。悪いのは法定速度を守らない方なのですから。

 

そして、自分の目の前で速度超過でぶっ飛ぶ(つまり事故る)人は余程運が悪くない限りは現れないことでしょう。なんて優雅なんだ。

 

 

ステイタスが高く見える

比較するのは申し訳ないんですが、フィットとクラウンではどちらが乗り手のステイタスが高く見えるかなど、言うまでもありません。

FDは別ベクトルの車なのでなんともいえませんが、車格はクラウンのほうが上でしょう。

 

ただし。ダサい格好で乗ると一気に品位が落ちます。軽コンパクトはそれが許されますが、クラウンは許されません。

常に清潔感のある服装で乗車しましょう。

「車貧乏」と捉えられます。

 

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↑というわけで如月は黒服ばかり選ぶ理由の一つに、金が無いことを誤魔化せるから、というものがあります。

酷い話ですね。(殴)

 

 

狭路で相手と鉢合わせたとき80%以上の確率で相手が勝手に退いてくれる

退かなかったのは「メルセデスベン大型SUV」とか、「べーえむだぶりゅ大型SUV」とか、「ランディクルゥザァ(大型SUV)」とか、「ルェクスゥアスゥ」とかですかね。

SUV自重しろよ←(殴)

 

こういうのは人間性は勿論出ます。

ですが、私が下がろうと後方確認してる間に相手が先に勝手に下がることが非常に多いです。

 

譲ってもらえる率:譲る率とすると、

クラウンは体感8:2くらいで進路を譲ってもらえます。

 

FITではどんな状況でも頑として誰も退いてくれませんでした。(1:9以上でほぼ全部こっちが避ける)

FDの時は6:4くらいでしたかね。

退く、って言い方は雑ですけど、そういうもんでしょう。

 

 

追い越し車線に出ると80%程度の確率で前走車が退いてくれる

特にスピードの速い車をウインカーを三回焚いてから猛追するように右車線を走行すると、慌ててみなさん左車線に入ります。この場合は警察関係者だと思われていますね。

 

一方、常に真ん中~右車線で流しているときは輩だと思われてるのか、早々にやはり左車線に引っ込んでしまいます。

退かないのは「メルセデ(以下略」

 

 

クラウンでこれなので、例えば誰もが知るメルセデス・ベンツのSクラスとかだとどうなっちゃうんでしょうね。モーセの伝説みたいになるんですかね笑

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↑こういうやつ

 

 

 

 

 

強いて言うならここがダメ!

さて。そんな王者クラウンですら目を背けたくなるような欠点があります。

如月が感じた210系のここがちょっとなあ、、、という点をご紹介します。

 

1.スマートフォンホルダーが付けられない

デザインは良いんですが縦型のルーバー(しかもスイング機能付き)なので、エアコンルーバーにはホルダーが付けにくいです。如月は無理矢理つけましたが。スイング機能封印。

風向調節のツマミに無理矢理 Г の字型のアルミプレートを噛ませたので風向も下向き固定です。クソぅ。

 

 

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こんな感じでなんとかホルダーを固定。

今のところ他にホルダーをつけられる位置がありません。

ちなみに車体外側(自分から見て右側のドアの方のやつ)のエアコンルーバーは、ドリンクホルダーすら付かなかったので諦めました。充電もできないし。

 

 

2.エアコンはじめ、タッチパネルが操作しづらい!

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210系クラウンのインパネです。

この車は画像の通り物理ボタンが殆どありません。

物理ボタンとして存在するのはハザード、エアコントップ画面、車両設定、オーディオダイヤル、音量ダイヤル。合計5つのみです。

 

タッチパネル内のタブの中に各項目があるのでそれを操作する形になりますが、これが物理ボタンじゃないので運転していると温度調整ひとつまともにできないんですね。

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こんな感じ。

 

風量ボタンなんかは、

【画面右下のメニュー→風量→小っさい風向調節ボタンをタッチ】

させられるので、こんなこと走行中にやってたら確実に事故ります。

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エアコンボタンは物理にするべきだったろ・・・

あと余談ですが「ナノイー」の文字がありますが、ONだろうがOFFだろうが効果のほどは実感できません(笑)

プラシーボ効果ですね。

 

 

3.音響の設定項目が少なすぎる

高級車なので過去最高レベルで音質がいいのですが、それを活かしきれていない・・・。

イコライザーの設定項目が「高音」「中音」「低音」しかないので非常に勿体無い。

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きったねえ画面ですみません。新潟行ってから洗車してねえ・・・

 

フィットですらウォークマンみたいにイコライザーで色々ヘルツで設定できたんですけどね。。。

かといって社外ナビ入れるかって言われると・・・ねえ?

 

4.クルーズコントロールの設定下限が高すぎる

百歩譲って上は115km/hまでしかないのは目を瞑ります。

ハイブリッドなので飛ばすほど燃費悪くなりますからね。

本当は130km/hくらい欲しいけど。新東名とか今は上限120km/hですし。

 

けど、フィットですら30km/hから設定できていたクルコンですが、クラウンは下限速度が47km/hとなっており、これが非常に使い勝手が悪いです。

 

割と都下は「40制限で信号なし」みたいな道がボチボチあるんですが、47km/h下限じゃ法律上は使えませんよね。守るか無視するかは貴方次第。

 

最新のは0~180対応らしいんですが、アップグレードとかできないんですかね・・・

※謎にたまに42km/hとかに設定できたことがあるんですがなんですかね、バグですかね・・・?結局30km/h設定できないのでそこだけはFITに軍配。

 

 

5.プリクラッシュセーフティ、インテジェントクリアランスソナーの誤作動

極々稀に、歩行者や対向車、そのまま行けば当たらないけど近くにある電柱等、の障害物を真正面の危険物と誤認して急ブレーキがかかることがあります。

 

ブレーキ踏まれるほうが危険な状況は山ほどあるんですが・・・

これなんとかなりませんかねえ・・・

起動毎にプリクラッシュオフにするのダルいんですけど・・・

 

左下の物理ボタンの、

車両設定

からこちらは弄ることができます。

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他にも電スロの調節をするのか、

SPORT

NORMAL

ECO

SNOW

なんていうモード切替もあります。

NORMAL以外使ったことはありません。

 

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こちらはクリアランスソナー&バックソナーのONOFFです。

インテリジェントクリアランスソナーとは別物らしいです。

駐車時や微速走行時に前後に障害物があると音で警告してくれるものです。

 

車体前後にセンサーがあり反応しますが、この手のクルマになると内輪差の方が気になるので、最後後退で壁ギリギリまで寄せる用のバックカメラさえあればぶっちゃけ要らない装備です。

幅寄せする時にもあまり役に立ちませんし。

※如月の主観です。他の人が運転する時は分かりません。

 

 

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そしてこちらが

PCS:プリクラッシュセーフティ。

ミリ波レーダーにより、危険物を感知して警告の後、回避行動や減速が無ければ強制的にブレーキをかけるシステムです。

狭路走行時に誤作動しまくって追突されかけるのでやめてほしい。

※東京は狭路が多いので通りたくなくとも通るしかない状況があるんです。。。

 

ICS:インテリジェントクリアランスソナー。

レーダークルーズコントロールにも用いられているミリ波レーダーで障害物を感知し、PCSと共に万一の事故の際の被害を軽減します。

 

が、これの誤作動がマジで困る・・・。

 

後期型は単眼カメラが装備されているので、これで車両の有無を判断できますが、如月のクラウンは前期型なのでカメラ無しのレーダーのみのICS,クルコンなんですね。

なので本当に障害物があって危険なのかが判別できないことがあります。

 

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右:後期型標準装備の単眼カメラ。ルームミラー付近に搭載されます。

左:バンパーのエンブレムがのっぺらぼうなのは、ここにレーダーの送受信機があるからなんだそうですよ。ダサイと思うなかれ。

 

レーダークルーズも実はこれが弱点で、首都高等の曲がりくねったところだと遮音壁に前走車が消えると突然猛然と設定速度まで加速し始め、また遮音壁から車が出てくるとレーダーの間隔が短くなるので急ブレーキをかけたりして結構怖い思いをします。

首都高ではレーダークルーズは使い物になりません汗

 

 

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ちなみにこれの画面の脇にあるボタンは、

左側(上から):

■EVモード:蓄電したバッテリーの電力のみで静音走行する場合に用いるモード。一定条件を満たすほか、バッテリー残量が無いと使えません。

またアクセルを踏みすぎたり、60km/h以上になると強制解除されます(笑)

最新の車種はEVモードで高速走れるくらい技術が進歩したらしいです。

 

■車両接近音オフ:ハイブリッド特有の「ひゅいーん」という音を消します。使い処は分かりません。むしろ爆音発生装置が欲しいくらい。(嗚呼、FDよ・・・)

 

■TRC,VSC OFF:トラクションコントロールシステムと、ヴィークルスタビリティコントロールシステムをOFFにします。

こんなもの高級セダンで何に使うのかというと、一番想定されるのが悪路でスタックした場合ですね。スポーツカーとかならTRCはドリフトで邪魔だったりしますが(笑)

 

ぬかるみ、あるいは雪道で動けなくなった場合、これが作動すると脱出のために本気のパワーが欲しいにも関わらず、車両がタイヤの空転を感知してスロットルを絞ってしまうんです。

そうなると脱出できるものもできなくなるので、非常用についているということですね。ドリフトに使うためのものではないようです(笑)

 

 

 

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右側(上から):

■フロントデフロスター:フロントガラスの曇を取ります。リアと異なり電熱線ではなくエアコンコンプレッサーによる湿気取りを行うので、エンジンが作動します。EVモードを使っていた場合は十中八九解除されます。

 

■リア、ミラーデフロスター:上に同じく。電熱線なのでコンプレッサーは使いませんが効果の発揮まで少々時間がかかります。ドアミラーまでついているのはさすがですね。

 

■内外気切り替え:内気循環と外気導入を切り替える物です。

 

となっております。

これらは全てタッチパネル一体となっていて物理ボタンではありません。

なのでタッチしても反応しないことがあります・・・。

 

 

まあ、どんな車にも欠点はあるということですが、強いて言うならこれがダメ、というだけで総合点は非常に高いです。有るといいのに!レベルの話なので。

 

一つ言えるのはこれらは「後期型」でだいぶ解消されているので、資金に余裕のある方は後期型のご購入をおすすめします。

 

まあ、後期型に加えて現行型が居るのでリーズナブルに手に入ったというのも実情なんですけどね!笑

 

 

 

総括

クラウンハイブリッド アスリートS 2014年式のレビューを簡素ながらさせて頂きました。

内容が少ないのでそのうち書き直すかもしれません。走りとかは今回割愛しましたからね。

あくまでも「庶民が高級車に乗るとこうなります」がこの記事の軸です。

 

まあ後半グダグダ言いましたが、現状では私のニーズ相応のすばらしい車です。

RX-7のようなキビキビとスパルタンな走りはできませんが、それ以上の付加価値がすばらしすぎるので比較対象になりません。壊れまくったし。

 

かれこれ2ヶ月、2000km走行していますがノンストレス、ノントラブルで来ております。点検の案内が来てたので、今週末辺りに無料点検でも受けに行きましょうかね。

 

とこんな感じで遠出が苦にならなくなり、デカイ車なのにフットワークが軽くなった気がします。

FITは乗っててストレスだったのと通勤専用ハイブリッドみたいなとこがあったので、休みの日は殆ど乗りませんでした。

一方のFDはなんかしら壊れてて乗りたくても乗れない、雨の日乗れない、カバー外すのダルイ、ガソリン入ってない、、、などの理由でこちらも殆ど乗っていませんでした。

結局、こうなるのは運命だったのかもしれません。新潟に足を運んだのもFDでもFITでもなくクラウンでしたし。。。

 

こうなれば早めに仙台にもクラウンで足を運びたいものですね。

 

 

如月はRX-7もFITも降りましたが、車好きという根底は変わりません。

余裕があればFDを取り戻したいですし、FDダメでもスポーツカーに諦めつかなければ新型GR86,BRZがこの秋にリリースされますし、そうでなくとも前モデルもFDとは比較にならないレベルの高年式で中古流通していますから、次買うとしたら・・・うーん。

 

当時はFDに乗らずして何がBRZだ!とFD購入を強行しましたが、一度所有しているので頭は冷えています。

新車でしかああいう車は買わないほうが良いというのはFDで嫌というほど思い知ったので、今後どうするかは長い目で見ていきたいと思います。

 

そんな状況ですがひとまずはクラウン。

国産最高級セダンを手に入れられたことに感謝しつつ、大事に乗っていきたいと思います。

以上、如月竜也の戯言でした。

7月中更新届かず申し訳ありません。今月はがんばります。

 

 

クラウンハイブリッドアスリートS:諸元

型式:DAA-AWS210(2014年式)

■全長:4895mm

■全高:1450mm

■全幅:1800mm

■車重:1690kg

■原動機:2AR-FSE 2,493cc

2.5L 直四DOHCエンジン+モーター構成

■最高出力:178PS/6,000rpm+モーター

■最大トルク:22.5kgf・m/4,200~4,800rpm+モーター

ハイブリッドシステム最高出力は220馬力程と言われています。

■使用燃料:無鉛レギュラー

■タンク:65L

■JC08モード燃費:23.2km/L

■実燃費:16〜17km/L程

(高速加速等で軽く回しつつも基本はエコラン意識。通勤で高速、エアコン利用。街乗りも多用。所謂東京のシビアコンディション。)

■航続距離:一度の給油で約1,000km。誤差は当然あります。(17km/L*65L=1,105km)

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このように給油直後に航続距離1,000kmとか出るとマジでビビりますよ。FDは74Lタンクで350kmしか走れませんでしたからね(棒読み)

■乗車定員:5名

■駆動方式:FR

■タイヤサイズ:

F 215/55R17 R 215/55R17 純正

純正オプション:

F 225/45R18 R 225/45R18

→純正より外径が小さくなるので、235/45R18をオススメ。

J数は変わらず7で行けます。

■新車当時価格:¥4,824,000~

※アスリート「G」は100万円高いです。 

 

余談

3.5L V6エンジンモデル(S214)は618万円します・・・。

覆面パトカーのベースに使われているグレードです。

ただ、パトカー用は至る所がちゃっちくできていて、高級快適装備が取っ払われているらしいです。シートに至ってはビニール製とかいうただならぬ噂を聞いてます。

こうなると多分遮音材とかも少なくてうるさいんじゃないかな?・・・

 

内装やホイールなどがとにかく安っぽい代わりに動力性能はそのまま、半額レベルの「クラウンにしては」格安で提供されているみたいですよ。

(確か340万くらい?十分高いけど元は600万ですから・・・)

要はクラウンという普通のクルマのガワと追跡用の走行性能が求められているわけですからね。

(しかもエンジンに関しては追尾性能重視で弄っている説が濃厚です)

 

その出力はなんとノーマルで315馬力!

普通にスポーツカー並です。

※ちなみにRX-7は最終型でも280馬力です。私の所有していたRBは265馬力です。

 

現状最終型であるVAB型 WRX STiですら308馬力ですから、ただのセダンでこの馬力は異常と言えます。

排気量?それは言わないであげて。ノンターボだから泣

 

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ギャーーーッ!

こんなのに追いかけられたら逃げられるわけありませんね。サーキットならいざ知らず、直線で速度違反車を追いかけるだけなら十分すぎる性能と言えます。

(そのかわりハイオク仕様で燃費はカタログでも9.6なので相当悪いみたいですよ)

画像元:ベストカーweb

 

 

以上余談でした。

皆さん捕まらないでくださいね。

 

如月竜也がお送りしました。