最後の雄姿
こんにちわ。
如月竜也です。
今回はこのブログで残念な報告をします。
この度、
2017年10月より所有しておりました、
ヤマハ YZF-R1を降りることになったのでそのご報告を致します。
様々な理由があって今回の経緯に至りますが、
その経緯を語れればと思います。
1.今年初めに事故を起こした。
tk0501-uverx7-s3df7xr.hatenablog.com
上記記事にて報告しました通り、
1月11日にトラックと正面衝突の事故を起こしてしまいました。
原因は大方、当方にあるにしても正面衝突で100:0ってなんやねん、という話ですが、、、
それは置いておき、
これ以後はFDが納車されるまでR1には修理もあって乗ることがありませんでした。
それと同時に、バイクに対する恐怖心も生まれたのも事実です。
2.FD3Sが納車された。
まだ納車の記事すら未完成ですがここでひとまずご報告です。
かの有名な90年代スポーツカー。
幼い頃からこの車に魅了され続けた私は、
この年ついにFDを所有するに至りました。
変な表現になりますが、要は本命です。
バイクという趣味は、
FDに乗れないのであれば半端なクルマなど要らない、
という独自理論から切り拓いた趣味でした。
ですが、本命が手に入ったとなれば代わりは必要ありません。
たしかにその間にバイクが好きになったのもまた事実ですが、
本当に好きなのはクルマ、
FDなのでありバイクと天秤にかければどうしてもFDに軍配が上がります。
ゆえにFD納車後1週間してR1は復活しましたが、
以後乗ったのはなんと本日含めてわずか3回。
最後に乗ったのは6月ですから、
本日まで3ヶ月間放置されていたことになります。
事故後にR1自体は2月末には仕上がっていましたが、
4月になってから取りに行ったのもまた、
この時すでにFDが無くとも
事故の影響が強かったことを意味しているのかなと思います。
3.乗りに行く場所がない、人もいない
仙台在住時は少し出れば良くも悪くも田舎。
それは乗り物が趣味の人間からしたら走りやすい環境であることを意味します。
ですが東京ではどこへ行くにも交通量があまりに多く
しんどい
という感想がまず出てきました。
今でこそ、ツイッターをご覧の方はFDのように
R1で首都高に行けばいいじゃないかと言うかもしれません。
ですが、首都高はFDで行くから楽しいのであって、
あそこをR1で走ってもせいぜい速度超過で免許が無くなる程度でしょう。
ステージが私の中では少し異なるんですね。
バイクはむしろ、
田舎道や山を走ることが楽しく、遠くへのんびりと、
またあるいは思いつきで日帰りで日本海を見にツーリングへ行ったり、
山ではコーナーで無理のない範囲で楽しむのが我流のバイクの楽しみ方でした。
しかし東京ではどこへ行こうとも車の嵐。
山へ行こうにも遠く、富士山、奥多摩周遊道路や神奈川のヤビツ、椿ラインなどある程度の遠出も経験していますが、
どれも帰りが苦痛すぎて1度で嫌になりました。
バイクそのものが仙台時代乗っていたNinja400とは別性格のYZF-R1だったということもあるでしょう。
Ninjaでは腰が痛くなる程度でも、
YZF-R1では腰以外の全て
(首、手首、股関節、左腕、右腕)
が痛くなり走行不可になることもしばしば。
あと、R1はセンターアップマフラーなせいで独特な匂いを放つ排気ガスの匂いが装備品、身体についてしまうんですね。
匂いに敏感な如月氏にはそういうのが重なって
バイク＝嫌なもの、に変換されてしまっていたのです。
そうなれば苦痛を共有出来る仲間が欲しくなりますが、
交友の狭い如月は東京には走りに行ける仲間が居ません。
仙台時代もそんなに多かったわけではありませんが、
上記のようにソロツーでも楽しめていました。
ですが東京ではCBに乗っている弟くらいなものです。
そうなればソロで苦痛を味わいに行くようなものであるR1に乗ることが無くなるのは必然と言えました。
FD3Sはたしかにスポーツカーではあるものの四輪車。クルマです。
渋滞にハマれば辛いのは変わりませんが、二輪とはその辛さが比べ物になりません。
気を抜いて倒れることもなければ、使うのは脚のみで良い。
バイクは渋滞されれば四肢を駆使した上にバランスも必要になります。
特に夏なんかはR1は立ち上る熱気、硬いクラッチ、熱々の車体。乗ることは最早不可能でした。
4.気持ちが折れた。
そしてそもそもR1を出す作業が面倒くさくて仕方がない。
盗難を恐れてガチガチに固めてしまった盗難防止策が逆効果になった瞬間です。
下記記事にて言及していましたが、自分がそのモデルケースになってしまいました。
tk0501-uverx7-s3df7xr.hatenablog.com
そうこうしてる間に3ヶ月が経過したというわけです。
今日は当初は売ったらいくらになるのかを聞くだけの筈でしたが、
現状を鑑みてその場で決めてしまいました。
手放す、と。
こんな放置して盆栽にするようなオーナーの手元において置かれるより、
もっと活気溢れる別のオーナーさんに乗ってもらって、
もっとたくさん良い経験をそのオーナーさんとしていただきたい。
所詮エゴではあります。でもそう思ったのです。
バイクとして生まれたなら、
ロクに扱えもせず事故すらするような奴の手元にいてはダメだと。
まして、一度乗って帰ればまた気持ちが揺れます。
持ってればいつかまた乗りたくなるかもしれない、などと。
その時がいつ来るかなんて分かりませんが、
少なくとも今度は寒さにかこつけて結局乗りません。
春も花粉が、夏は暑い、秋は天気が変わりやすい、冬は寒い、、、
どうあってももう乗ることはない。
そう思ったので、うじうじ考えるよりも行動したほうがいいと決断しました。
今日もうこの場に置いていく、と。
最後に雄姿だけは撮らせて貰いました。大切にします。
そしてリッタースポーツバイクというモンスターマシンでの良い面も悪い面、
両面での普通ならばまず経験できないであろう全てを、
私の人生において間違いなく無駄ではなかったと。
そう言い切りたい。
結果は手放すという形になりました。
正直なところ、まともな"バイク"に次乗ることがあるのかもわかりません。
バイクそのものは嫌いどころか好きです。
けれど、それにかかる経費や時間を人間一人の身体では、
いや如月竜也にはFD3Sに割くので手一杯なんです。
絶対浮気できないし浮気したらまずバレるパターンだと自覚しています（笑）
こういうところ、
人間関係と乗り物は似てるなと持論があります。もし今度機会があったら語ります。
あとは言い訳になりますが乗りに行く時間もありませんでした。
現職は4週6休なため、休み自体が貴重な存在になっています。
そのため、休みの日は1日中寝て終わることもしばしば。
FDすらロクにかまってあげられているかというと微妙なんです。
壊れているところを少しずつ直し、たまに天気のいい日に乗る。
ときたま、通勤で使う。鬱屈な朝もFDが吹き飛ばしてくれる･･･
そんな感じです。
R1は通勤で使うバイクではないですからね
(恰好装備がもう通勤とは無縁)
こうして乗るという気持ちそのものも折れてしまったことで、
今回の結果となりました。
※ちなみに。
売却額は全く期待していませんでしたが、
SSは値崩れが全然しないバイクらしい。
なんとなんと、ローン残債一括組み替えて、
その際の金利が手元に戻ってくるという、
足りない分を補填どころかむしろプラスになる
というのも折れた気持ちに拍車をかけました。
最終的に4000kmちょっとしか乗っておりませんでした。
けどその4000kmで凄まじいものの片鱗は垣間見れたと思います。
tk0501-uverx7-s3df7xr.hatenablog.com
こちらの記事を皆様にご覧いただいていたようで、
本当に感謝しかありません。
結果はこの恐怖に負けるような形になりましたが、
重ねて申し上げますがバイク自体は好きです。
もう1台あるアドレスV125Sは絶対に手放す気はありませんし、
機会があればもう一度。。。とは思います。
ただ次に欲しいのは本格的なアメリカン
・FLSTFB(ハーレーのファットボーイ)
↑のようなバイクなんですが、、、
東京はおろか日本国内で乗るには窮屈すぎます。
(R1もだけど･･･)
ということで、次は首都高を走れるPCX150辺りを考えています。
しばらくはコッテコテのバイクは持ってても乗りませんからね･･･
(また変なの買ったらR1手放した意味ありませんし)
とまあ、そんな感じで次のバイクへの熱も気持ちも無い状態です。
未練が無いわけではありませんが、
これ以上を求めても仕方のない状態でもあります。
5.まとめ
費用面ではぶっちゃけ負担が無いわけではないですが、
貧窮していた訳ではありません。
完全に気持ち面です。
また現職で通勤方法が今までは曖昧で済んでいたところ、
本格的に縛り上げるという話も出ておりまして。。。
FDで通勤すると燃料代に加えてあちこちにガタが出るので、
セカンドカーを導入しようかと考えています。
ちなみにR1は
ローン：￥27,300-
任意保険：￥3,530-
月計3万強かかっていました。
これが無くなると当然それだけ浮くわけです。
駐車場1万としても車両代は一括で払いますから、
(今回のR1の残債返済用に結構貯金してました)
任意保険と合わせても2万+αといったところです。
たいして負担は変わらずに屋根つきの足車が手に入るメリットは大きい。
しかもガソリン代は会社持ちです。
(レギュラーリッター7計算なので、FDでは無理です・・・)
なので本日から新たなる計画を始動させています。
終わりあれば始まりもある･･･。
セカンドカーが本当に実現したら投稿しますのでお待ちください。
それよりも先に溜まりに溜まった記事を全部書けって話。
本当にすみません。。。
以上、
長くなりましたが経緯等々になります。
バイク関係で期待してくれていた方々には本当に申し訳ありませんでした。
今回、購入から点検、修理、そして売却までお世話になったディーラーさんは、
SOX246つくし野店さんです。
【バイカーズステーションＳＯＸ ２４６つくし野店】東京都町田市のバイク整備店｜バイクの整備・メンテナンス･修理なら【グーバイク】
若くカッコイイ店長さんがお出迎えしてくれると思いますので、
バイクに関してお店が近い方は是非足を運んでみてください。
在庫も豊富で見ていて飽きないですよ！
それでは、今回はここまでとします。
改めまして、皆様ありがとうございました。
そしてR1、本当にありがとう。
Write by T.Kisaragi
